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2014年11月18日(火曜日)
考えてみたら、現在製作中の「グリーティング絵本」が誕生してもうじき11年になります。最初に営業で訪れたのは、立川市の産婦人科クリニックでした。基本的な構造は、親から誕生したばかりの赤ちゃんへの愛のメッセージです。
普通、絵本というと子どものために作られるのが一般的です。ミリオンセラーという表現が、羨望の響きを伴って語られますが、クロスロードが製作する絵本は基本的に、たった一人の人のために一冊を手作業で作ります。ですから、究極のプレゼント絵本は、文書も絵もすべてオリジナルでなければなりません。過去に一度、「求愛」の気持ちが込められた完全オリジナルの絵本を製作しました。かなり安く製作しても一冊の総製作費は10万円前後だったと記憶しています。
ミリオンセラーを連発して、会社の利益や印税が潤沢に入ってくるのは、悪い話しではありません。確かに得るものは大きいでしょう。一般市民の感覚で、100万円とか1千万円は大金です。でも、毎年数十億円の印税が入る作家になってしまったとして、一体何にお金を使うのでしょうか。まあ、そうなったらなったで、使い途も思い浮かぶのでしょうけど。
いかに大量部数の出版物を販売するかという発想を捨てて、いかに一人の読者により深い感動を届けられるか、それを考えて、これからは親子関係以外の、様々な人間関係を想定した絵本を、世の中に提案して行きたいと、そう考えています。正確にいえば、ずっと考え続けています。 (昼寝ネコ)
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